kintone プラグイン

データ保存・復元プラグイン
はじめてのチュートリアル

約 20 分で「保存して、変えて、元に戻す」までを体験します

対象バージョン:1.0.0
発行:2026年11月
作成:シーアイエス 先進技術推進部

このチュートリアルについて

練習用のアプリを使って、プラグインの設定から「データを保存する → データを変える → 保存時点に戻す」までを、実際に手を動かしながら体験します。

このチュートリアルで身につくこと

進め方

ステップ内容目安
STEP 1〜3準備:プラグインの追加と設定約 7 分
STEP 4〜5体験①:ボタンを確かめて、データを保存する約 3 分
STEP 6〜8体験②:データを変えて、保存時点に戻す約 8 分
STEP 9保存データの中身をのぞいてみる約 2 分

始める前に準備するもの

プラグインkintone システム管理で、「データ保存・復元プラグイン」が読み込まれていること。まだの場合は、kintone システム管理者に依頼してください(操作マニュアル 3.1 参照)。
練習用のアプリレコードが 5〜10 件ほど入っているアプリ。本番で使っているアプリではなく、練習用のアプリを使ってください。既存のアプリを「アプリを再利用して作成」でコピーすると簡単です。
権限練習用のアプリのアプリ管理権限と、アプリの作成権限(保存先アプリを作るため)。
本番のアプリで練習しないでください

このチュートリアルでは、レコードの編集・追加・削除と、元に戻す操作を行います。ほかの人が使っているアプリで行うと、その人の作業内容まで上書きされてしまいます。

このチュートリアルの例

説明では、レコードが 10 件入っている練習用アプリ「工程表(練習用)」を例にしています。お使いのアプリの件数に合わせて読み替えてください。

準備:プラグインを使えるようにする

STEP 1アプリにプラグインを追加する
  1. 練習用のアプリを開き、右上の歯車アイコンから「アプリの設定」を開きます。
  2. 「設定」タブの「プラグイン」をクリックします。
  3. 「プラグインを追加する」をクリックし、「データ保存・復元プラグイン」にチェックを入れて「追加」をクリックします。
  4. 一覧に追加されたプラグインの歯車アイコンをクリックして、設定画面を開きます。
設定画面の一番上に「データ保存・復元プラグインの設定」と「作成:シーアイエス 先進技術推進部」が表示されていれば OK です。
STEP 2保存先アプリを作る

保存したデータをしまっておく「保存先アプリ」を、ボタンひとつで作ります。

  1. 設定画面の「保存先アプリ」で、「A. 新しく作成する」の欄を見つけます。
  2. 「アプリ名」に「工程表(練習用)_データ保存先」のような名前が入っていることを確認します。
  3. 「新しく作成する」を押し、確認のメッセージで「OK」を押します。
  4. 「(1/4)」から「(4/4)」まで進むのを待ちます。数秒〜十数秒かかります。
プラグインの設定画面
A. 新しく作成する おすすめ
アプリ名:工程表(練習用)_データ保存先 新しく作成する
✅ 保存先アプリを作成し、選択しました。画面の一番下の「保存」を押して設定を保存してください。
工程表(練習用)_データ保存先(アプリID:4012)を開く
✅ 保存先アプリに必要なフィールドがそろっています。
保存先アプリができると、緑のメッセージが 2 つ表示されます
「✅ 保存先アプリを作成し、選択しました。」と「✅ 保存先アプリに必要なフィールドがそろっています。」の 2 つが表示されていれば OK です。
❌ が表示されたときは

アプリの作成権限がない可能性があります。kintone システム管理者に権限を確認するか、作成済みの保存先アプリを「B. 既存のアプリを選ぶ」で選んでください(操作マニュアル 3.4 参照)。

STEP 3設定を保存して、アプリを更新する
  1. 「ボタンを表示するユーザー」は空欄のままにします(全員にボタンが表示されます)。
  2. 「表示する件数」は 20 のままにします。
  3. 画面の一番下の「保存」を押します。プラグインの一覧画面に戻ります。
  4. 画面上部の「アプリを更新」を押し、確認のメッセージで「アプリを更新」を押します。
ポイント

「アプリを更新」を押すまで、設定はアプリに反映されません。忘れやすいので注意しましょう。

体験①:今のデータを保存する

STEP 4ボタンを確かめる
  1. 練習用のアプリのレコード一覧画面を開きます。
  2. 集計(グラフ)アイコンの右側に、💾 と ↩️ の 2 つのボタンがあることを確認します。
  3. 💾 ボタンにマウスを乗せてみます。「データを保存」という説明が表示されます。↩️ ボタンにも乗せてみましょう。
工程表(練習用)― レコード一覧
(すべて) ▾ ▽📊 💾↩️ +…
1 要件定義
2 基本設計
3 詳細設計
…
データを保存今のレコードをすべて保存します
マウスを乗せると、ボタンの説明が表示されます
2 つのボタンが表示され、マウスを乗せると説明が出れば OK です。ボタンが見えないときは、Ctrl + F5 で再読み込みしてください。
STEP 5今の状態を保存する
  1. 💾 ボタンを押します。
  2. 「保存名」を「チュートリアル開始時点」に書き換えます。
  3. 「⚠ ご注意ください」の内容に目を通し、「保存する」を押します。
  4. 「10件のレコードを保存しました。」と表示されたら、「OK」を押します。

データを保存

保存名
チュートリアル開始時点
⚠ ご注意ください添付ファイル、作成者・更新日時、ステータス、コメントは保存されません ほか
キャンセル保存する
保存名は、あとで見分けやすい名前にしておくと便利です
保存した件数が、アプリのレコード数と同じであれば OK です。

体験②:データを変えて、元に戻す

STEP 6データを変えてみる

デモや研修でデータが変わった場面を再現するために、次の 3 つの操作をします。どのレコードを変えたか、メモしておきましょう。

操作やることメモの例
① 編集どれか 1 件のレコードを開き、タイトルなどの項目を書き換えて保存します。レコード 2 の件名を「★編集しました」に変更
② 追加新しいレコードを 1 件追加します。レコード 11「★追加しました」を追加
③ 削除どれか 1 件のレコードを削除します。レコード 5「テスト計画」を削除
一覧画面で、編集・追加・削除の結果が反映されていれば OK です(レコードは 10 件のままです)。
STEP 7保存時点に戻す
  1. レコード一覧画面で ↩️ ボタンを押します。
  2. 「どの時点に戻しますか?」で「チュートリアル開始時点(10件・…)」が選ばれていることを確認し、「次へ」を押します。
  3. 確認画面に表示される件数を見てみましょう。STEP 6 の操作と対応しています。
  4. 「この時点に戻す」を押します。
  5. 「保存時点に戻しました。」と表示されたら「OK」を押します。画面が再読み込みされます。

保存時点に戻す

「チュートリアル開始時点」の状態に戻します。
・上書き: 9件
・削除(保存後に追加されたレコード): 1件
・再登録(保存後に削除されたレコード): 1件
よろしいですか?
キャンセルこの時点に戻す
確認画面の件数(10 件のアプリで STEP 6 を行った場合)
確認画面の表示STEP 6 のどの操作か
上書き: 9件保存したときにも今もある 9 件(① 編集したレコードを含む)を、保存したときの内容で上書きします。
削除: 1件② で追加したレコードを削除します。
再登録: 1件③ で削除したレコードを、もう一度登録します。
STEP 8元に戻ったことを確かめる

STEP 6 のメモと見比べて、次の 3 点を確認しましょう。

  • ① 編集したレコードが、元の内容に戻っている
  • ② 追加したレコードが、なくなっている
  • ③ 削除したレコードが、復活している(ただし、レコード番号は新しい番号になっています)
レコード番号が変わる理由

kintone では、一度削除したレコード番号を再び使うことができません。そのため、削除されたレコードは新しい番号で登録し直されます。内容は保存したときと同じです。

作成日時・更新者などは戻りません

作成者・更新者・作成日時・更新日時は kintone が自動で記録する項目のため、戻した日時・戻した人で記録されます。添付ファイル、コメント、プロセス管理のステータスも戻りません。

保存データをのぞいてみる

STEP 9保存先アプリを開いてみる
  1. STEP 2 で作った保存先アプリ「工程表(練習用)_データ保存先」を開きます。
  2. 「チュートリアル開始時点」という保存名のレコードがあることを確認します。
  3. レコードを開くと、「対象アプリID」「件数」と、「データ」欄に JSON ファイルが添付されていることがわかります。
保存先アプリのレコードは編集しないでください

「データ」のファイルや「対象アプリID」を変えると、正しく戻せなくなります。不要になった保存データは、レコードごと削除して整理できます。

おつかれさまでした

これで、「保存して、変えて、元に戻す」までの一連の操作ができるようになりました。

実際に使うときのコツ

もっと詳しく知りたいときは

制限事項、必要なアクセス権、エラーが出たときの対処などは、「データ保存・復元プラグイン 操作マニュアル」をご覧ください。